ピルの歴史~服用を中止して妊娠が可能?~

ピルは意外と古くから避妊薬として、用いられてきた歴史のある薬です。
1960年には海外で経口避妊薬として、処方され始めました。
ただ、この時代のものはホルモン剤の量が多く含まれており、副作用が強く出る事から、問題視されていたようです。
服用すると一気に体内の女性ホルモンバランスが変わってしまう為、頭痛や吐き気、倦怠感など様々な症状が出ていたのです。
また、女性ホルモンはコレステロール値を上昇させる事から、ホルモン剤の多い高用量ピルは静脈血栓塞栓症といった、血栓症を発症するリスクも高かったと言われています。
ですが、より研究が進んだ事でホルモン剤を最小限に抑えた、低用量のものが作られるようになると、副作用のリスクが少ないという事もありピルは広まったのです。
日本では高用量のものが1957年、そして低用量ものもが1999年に認可され、販売されるようになりました。
高用量タイプが長く処方されていた事もあり、日本では「ピルは副作用が強い薬」として、嫌煙する女性も少なくなかったようです。
ですが、避妊薬としてだけでなく、子宮内膜症など女性の病気や生理のコントロール、そして最近はニキビの治療にも処方されるようになり、一般的に広まりつつあります。
ただ、やはり気になるのが服用を中止しても、妊娠できるかどうかという点です。
ピルは卵巣を眠らせた状態にし、排卵をストップさせる薬です。
排卵が無ければ確実に妊娠する事はありません。
妊娠したいとなった時、服用を止めて排卵がちゃんと起こるのか、心配になる方も多いのではないでしょうか。
通常、服用を止めてから1か月ほどで排卵すると言われています。
ピルを服用していたからといって、不妊症になってしまう事は無いので安心しましょう。